テクノロジー : 日経電子版

iTunesに動画に関する機能が追加されている話が出ていますが、音楽プレーヤーに関してはiPod nanoでとりあえずひとまずいくつくところまで来たと思うし、音楽配信サービスに関しては、iPod+iTMSについてもほぼ完成したのではないかと思う。まあ、今後も外部との連携に関する機能追加はあるだろうが、今のコンセプトを大きく動かされるような変化はないのではないか。

その意味では、動画配信なりが来るというのは自然な気もするが、どんなコンテンツあればいいのか。小さな端末で操作する以上、時間や操作性に制限が加わるので、やはり細切れの時間をうまく使いまわせればいいのではないか。

一つは、ニュース番組の事実の部分のみを15分程度にまとめたもの(ニュースステーション時の久米宏の「いけるところまで〜」のパターン)。もう一つは、ITConversationsでは音声のみであるが、昔のSMILみたいにプレゼンの資料と連動させることが出来るなどか。まずは、ありきたりなところで。

あと、Flashのように、なんらかのプラットフォーム上で動く形式にしておけば、比較的コンテンツへを作る側にも楽だろうし、動画などのファイルを生で扱うことから逃げることができるのは大きいかと思う。いいかげん「ファイル」というリアルなものを生で扱うことを意識させない方法を考えないとなあ。

その意味で、ソニーも音楽の「曲」を単に配信する事に関してはiPod+iTMSの軍門に下っておいて、「曲」周辺に関してプラットフォームを築き攻めて欲しいものだ。