はてなアイデア開始から半年経ちました


実質的なアイデア全体の件数からすると、実装済みと代替は1/4、はてながアイデアにタッチした(却下と検討中を含める)まで広げると1/3程度です。予想よりは処理しているともいえますが、件数の問題ではなく、どこまでユーザーの要望が通ったのかというと、個人的には少々疑問です。

雑感としては、ポイントにのっかることを主眼とした人により、思わぬアイデアが実装された、という印象が強いですね。当然不具合報告は実装される可能性が強く、乗っかったほうが得なのは明らかですし。これには85文字制限もマイナスに働いたでしょう。

結局jkondoさんが好きそうだろうなという空気を読んだ大型アイデアを掘り込み、ユーザーによりアイデアを太らせたというケースはあまり見受けられなかったように感じます。

又感覚的な話をすれば、自分があげた未実装の不具合報告などは、常に目に付くわけで(笑)、まあそんなにいい気持ちではありませんな。不具合を分けるような話は当初から出ていましたが、最後まで(恐らく)簡単に直るであろうバグもアイデアの山に埋もれてしまうであろう、ということでしょう。


新サービスの投入が複数あったこともありますが、それにしてもバグフィックスと微妙な仕様拡張はてなスタッフの貴重な時間が費やされた気がします。まあ、この手の作業はどうやってもつまらないわけですが。

はてなという思想が背景にあり、それが仕様として何らかの構造をなしているわけですが、その木なりの構造にアイデアをぺたぺた貼り付ける感覚で全体のバランスが俯瞰できるといいですね。ああ、じゃあ隙間部分を付いてみるかとか、ここにこれ以上たかってもつまんないね、とかが判断できますが、如何せん文字だと読むのが疲れます。いや、私の怠慢ですが。