わんわんワールドとマーケティングとの接点

キャンペーンを打つ、と言われると少し重い感じがしますが、なんらかの媒体を通して対象に興味を持たせ、商品との接点を作るまでには苦労していることが多いと思います。

飲料、化粧品、医薬など、莫大な費用を投下している産業は、過去の数々の失敗から学習し、同時にマーケティングのお勉強にもネタを提供し、分析を重ね多くの知見が得られています。それに対して、小さなビジネスにおいては、新着モノを集めているサイト(メルマガ)に登録、Yahoo!ディレクトリに登録、Google AdWords検索エンジンで上位に引っかかるようにSEO対策、評価が定まればブログなどの口コミでしょう。

上記の手法で十分な効果をあげているケースも多いでしょうが、何かしら行き詰まりを感じている人たちも多いのではないかと思います。特に後者の場合は、数値的にはいい値を出ているか、実感としてはそれほどではない、単に全体のパイが拡大しているので、自分達も拡大しているように見えているだけ、とか。

わんわんワールドは、ターゲットとなる商品の評価は不定、だけど何かリアルタイムで起こる、起きるだろうところにリアルに人を呼び寄せたい。又はリアルとは関係のない場所も含めて、地理的状況をセッティングすることで臨場感を与え、何かプラスの効果が出そうなケースに使えるように思います。ある種の「実況」でしょうか。

前者は、別にフリーマーケットで今こんな商品売ってます、ここで弾き流しやっている、スーパーで何時までの特売セールやります、などなんでもいいです。後者はFMなどの公開スタジオで音楽関係者がプロモーションを行なっていますが、それの仮想版もその一つです。先日行なわれていたようですが。

情報過多、ミスマッチングなどにより、現在の広告手法では距離が開いてしまっている、何かしら取りこぼしが発生している状況において、そこを詰めたいと思う人が、ぼーとしたり当面の時間を何に使うか決まっていない人たちに、擾乱を与えることで流れを作り、低コストで小さい数をそこそこ集めるツールとして使えるだろうと思います。あと一歩の動きを止めている、小さな心の障壁を壊してくれるものでしょうか。

ただ、わざとらしい広告であふれかえるとまた面倒なので、はてなマップ(キーワード)が静、わんわんワールドが動であることを活かして、適度にフィルターを切り替えなど出来たらいいでしょう。

もう一つ会話というのか状況を記録するために、画面キャプチャーと言う恐ろしく古典的な方法でしか残せないのは結構不便です。経過が知りたいときもありますので、Webでなく適当なクライアントアプリの方がいいかもしれません。デスクトップの片隅に置いておきたいので。


しかし、リアルの家の近くに犬小屋が見つかると少々不気味だ。ネタで住む場所でもないしなぁ。うーん、とりあえず家の前でおしっこでもしてくるか。