37signals is now Basecamp!

37signalsを使ってみたが、特段機能について説明する必要はなく、自己管理のツールとしては基本的なところを押さえている。
会社でもこの手のサービスはあるが、個人の使っているスケジューリングソフトとの連携となると、Palm上のソフトや、Outlookなどと選択肢が限られてしまうのが難有りだったが、この手のサービスが拡大して、外部サービスとの連携を取れる手段を確立してしまえば、クライアント選ばずということになる。

とりあえず、同様の外部サービスと連携するためのプロトコルを実装、IMなどのクライアントなどから叩けるようにする、などには期待。まあ、今すぐサイボウズなどが出しているスケジューリングソフトなどと連携してくれとまでは言わないけど。

あと、Wikiの信者としてはWikiモードへの対応などがあってもいいのだが、現状では独自の記法しか認めていないようだ。残念。

はてなグループにこの手の機能をビルトインする話は以前から要望としてあった気がするが、どうなんだろうか。

37signals雑感(1)

印象としては、軸足は個人ベースのタスク管理におき、その上で参加しているプロジェクトを管理する/されるために、両者の関係性をうまく作りこんだ、という感じだろうか。

個人的には、プロジェクトありきで、それに付随する機能がビルトインされたグループウェアには抵抗感があるので、これぐらいの両者の関係性の「ゆるさ」があるほうがしっくりくる。

Webサービスにしておくと、多言語化とかが少々楽なのかな。検索も日本語が通るし。

個人の行動の自由度と協業するプロジェクトの構成次第で、WebサービスP2P、がちがちのクライアント・サーバーなどの線引きが出来そうだ。

カリスマの最期 http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200509190070.html

カリスマ

カリスマ

中内功は人間離れした狂気を原動力に流通革命を成し遂げたが、最後は人間臭さにより社会に大きな汚点を残したことは非常に残念だ。

中学生時代は三宮のダイエーのメンズ館で買い物をしていたこともあるが、「流通革命」の前と後を知らないだけに有難味というものをなかなか実感できないものである。しかし、時代背景を考えると中内功が成し遂げたこと、そしてその過程における経営者としての判断と行動力は評価に値するし、銀行出身の弟との思考,行動パターンがあまりにも対照的だ。もちろん、両者が両輪であったことは言うまでもないが。

人間の後々の行動をここまで強烈に規定した(ように自分に思い込ませ、ストーリーとして使える)「イベント」というものが自分にあったかというと、阪神大震災ぐらいか。そして次に遭遇しそうな大イベントといえば、また大地震になるのだろうか。


追記:1998年以降に本格的にダイエーが崩壊していった過程が追記されている。人名の索引があるのは珍しいかも。

カリスマ―中内功とダイエーの「戦後」〈下〉 (新潮文庫)

カリスマ―中内功とダイエーの「戦後」〈下〉 (新潮文庫)